夕方のデスクでひと息つく水彩イラストと、「やめなくて大丈夫。変えるのは中身のほう」の文字

おやつは、中身をひとつ入れ替えるだけでいい

「やめたほうがいいですよね?」とよく聞かれます。でも問題になりやすいのは、食べていることではなく中身のほうでした。同じ200kcalで並べてみます。

こんにちは、パーソナルトレーナーのリクです。「追い込む」のではなく「一緒に整える」を大切に、運動が苦手な方の体づくりに寄り添っています。

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「おやつ、やっぱりやめたほうがいいですよね?」。体のことをご相談いただくとき、この質問はほんとうによく出てきます。たいてい少し申し訳なさそうな顔で、先に自分で答えを言ってから聞いてくださるんです。

でも、わたしのお返事はいつも同じです。やめなくて大丈夫です。間食には、3食で受け取りきれないぶんを補うという役目があります。問題になりやすいのは「食べていること」そのものではなく、たいていは中身のほうでした。ここでは要点だけを、短くまとめてみますね。

おやつがほしくなるのは、意志の弱さではありません

低血糖・腸内環境の乱れ・低栄養という、間食したくなる三大要因を並べた図解

15時ごろになると、なんだか甘いものがほしくなる。こういうとき、多くの方が「自分に甘いから」と受け取ってしまいます。でも、わたしが学んできた中で、間食したくなる原因として並んでいたのは、低血糖・腸内環境の乱れ・低栄養(エネルギー不足)の3つでした。そのほかにも、炭水化物が足りていない、慢性的なストレス、睡眠不足、お酒など。ひとつも「意志」の話が出てきません。

お腹が減るというのは、使えるエネルギーが底をついたサインです。それでも体は動き続けなければいけないので、筋肉や皮膚を分解してエネルギーを作ります。その状態が長く続くと、今度は代謝をぐっと落として省エネに切り替わり、かえって食欲がなくなることもあると言われています。「あまり食べていないのに減らない」の裏に、これが隠れていることがあります。

「食べすぎ」ではなく、「入れ替わり」が起きていることがあります

わたしが学んできた中に、こんな1日の食事記録がありました。合計1433kcalのうち、朝・昼・晩の3食で747kcal、間食だけで686kcal。3食ぜんぶと、間食が、ほぼ同じでした。中身は洋菓子と甘いカフェのドリンクで、そのカロリーの59%が脂質。結果として、食物繊維は推定10g、ビタミンとミネラルはほぼ全体的に足りていませんでした。

カロリーは足りていないのに、脂質だけが多い。これは「意志が弱くて食べすぎた」という話ではなく、3食で足りなかったぶんを、体がお菓子で埋めにいった形です。だからここでお菓子だけ取り上げると、足りないぶんは、もっと足りなくなります。必要なのは、取り上げることではなく、同じ時間に別のものを置くことでした。

干し芋70gとポテトチップス36gを、同じ約200kcalで脂質と食物繊維をくらべた図解

干し芋70g(3〜4切れ)は約194kcalで、脂質は約0.4g、食物繊維は約5.7g。カリウムや鉄も、おまけについてきます。いっぽうポテトチップス36g(小袋の半分ほど)は約195kcalで、脂質は約12.7g、食物繊維は約1.5g。同じくらいのカロリーで、脂質はおよそ30倍の差になりました。

「チョコレートはだめ」という話ではありません。同じ「小腹を満たす」でも、入ってくるものがまるで違う、というだけの話です。3食で足りていなかったものが、間食の側から入ってくる。これが「間食は補助」ということの、いちばん具体的な意味だと思っています。

今日からできる、小さな一歩

  • 時間を決める … 15時ごろ、と決めておくだけで、夕方の「気づいたら食べていた」が減ります
  • いつもの1つを入れ替える … 週に何回か、干し芋・バナナ・具入りのおにぎりのどれかに
  • 足りていないもので選ぶ … ふらふらして集中できない日は糖質のほう、髪や肌が元気でないならたんぱく質のほう

ぜんぶ変えなくて大丈夫です。おやつに手が伸びた日は、体が「足りないよ」と教えてくれた日。責める必要はまったくありません。置くものを、少しだけ変えるところから、一緒に整えていきましょうね。

くわしくは、noteに書きました

ここでは要点だけをまとめました。間食が要る方と要らない方の分かれ目、選ぶときの順番、時間の目安(なぜ15時なのか)までは、noteに詳しく書いています。

▶ 3時のおやつには、ちゃんと役目があります → https://note.com/good_lotus2700/n/nda5521fc4b3e